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土佐桧(トサヒノキ)

寒暖差が大きく多雨の環境で育つ、しなやかで美しく脂の多い国産材・土佐桧

森林率84%と日本一の森林県である高知県は、杉の産出とともに、桧の人工林面積でも日本一を誇ります。その品質においても、木曽、東濃、吉野などと並ぶ名産地として評価される国産材を産出します。

四国山脈の深山に囲まれた清流・四万十川、吉野川の源流域は、温暖な気候でありながらその寒暖差が大きく、さらに台風の通り道に当たり大風や大雨も多い地域です。このような厳しい環境が、しなやかで木肌が美しく、高強度で脂分の比較的多い土佐桧を育てます。

桧は、伊勢神宮をはじめとして、白材を好む多くの神社仏閣の建築に用いられ、優良材とされています。しかし針葉樹の中では成長が遅く手間と時間がかかるため、杉材などに比べ「割高な木材」とされていましたが、現在では蓄積量も増え、国産材として安定供給が可能となっています。

熱に強く、耐水性、耐久性に優れ、殺菌作用も高いことから、建築材の他に、風呂材やすのこ、まな板などにも利用されています。中でもまな板としての使用では、抗菌、防臭、消臭機能も効果的で、適度に柔らかな材質は包丁の刃当たりがよく、衝撃を吸収して刃こぼれを防ぎます。

脂分「ひのきオイル」が豊富なため水切れがよく、変色しにくい優れもので、長く清潔に、快適に使用することができるのです。


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