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ヒバ(檜葉、ひば)

高い耐朽性、耐水性を持ち、殺菌・防虫・リラックス効果も高い国産材のヒバ
ヒバ

国産材のヒバは、ヒノキ科の常緑針葉樹で、アスナロ(翌檜)、しろび、あて、あすひとも呼ばれます。北海道南部から本州、四国、九州に分布していますが、日本最大美林の一つである「青森ヒバ」が特に有名です。

辺心材の区別はやや不明瞭で、辺材は黄白色、心材は淡黄色をしています。
爽やかともとれる特有の香りに含まれている「ヒノキチオール」などの天然成分には殺菌・防虫効果があり、シロアリ、ゴキブリを寄せつかないほか、ダニ、蚊避けにも効果があると言われます。

ヒノキチオールにはリラックス効果もあり、アトピー治療や食物の活性剤としても利用されています。

樹木が曲がって生える時の「アテ」が出やすいという欠点があります。やや軽軟な材で、加工しやすく表面仕上げは良好です。心材の保存性は高く水湿に耐性がありますが、乾燥時に干し割れしやすいので注意が必要です。

900年前に建立された中尊寺金色堂の建築にヒバが使用されていることは、耐久性、耐朽性の高さを証明しています。また、その耐水性から湯船の材料にもなり、カビの発生を抑制する効果もあるなど、高温多湿な日本での使用に適した木材です。
その他、船舶、土木、枕木、樹皮は縄などに使用されます。


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