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木曽ヒノキ(キソヒノキ)

古来より重要な建築物に重用されてきた国産材の木曽ヒノキ
木曽ヒノキ

国産材の「木曽ヒノキ」とは、長野県の木曽谷から岐阜県の木曽川上流地域にわたる森林地帯で生産される天然ヒノキを指します。平均樹齢280年もの林が維持、育成されており、材質は優れていて、伊勢神宮の遷宮用材や高級建築用材として重用されています。

木曽ヒノキ、秋田スギ青森ヒバが生息する天然林は「日本三大美林」として有名です。

ヒノキは針葉樹の仲間で日本の特産樹種。
「木は桧、花は桜木、人は武士」と昔からの言葉にあるように、スラリと伸びる材質や木材の肌目の美しさ、優れた耐久性や抗菌性といった長所を持ち、法隆寺五重塔の心材に用いられるなど、古くから重要な建築物に使用されてきました。

尾根上などの水はけの良い乾燥した土壌を好み、「谷にスギ、尾根にヒノキ」と言われ植え分けされてきました。明るいところを好むヒノキの成長には、たくさんの陽光が必要な一方、ある程度の大きさまで生育すると、日陰でも簡単に枯れないという強さも持ち合わせます。

木曽谷には、直径40cm前後、樹高25~30mの木曽ヒノキが、1ヘクタールにつき500~1000本も密生し、こうした森林が、大きいところでは数百ヘクタール規模で広がります。通常天然林では多種多様な樹木が混在しますが、一度大規模に伐採された林が、木曽五木のひとつとして手厚く保護され育成されたことから、現在のような姿になりました。


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