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三河杉(ミカワスギ)

豊かな環境に恵まれ高品質な三河杉は幅広い用途の国産材です

愛知県の東部に位置する三河地方の中でも、長野県、静岡県に隣接する奥三河地方は最も森林面積の多い区域です。豊川、矢作川流域を中心として、温暖な気候と豊かな土壌に恵まれています。

この奥三河地方の南設楽郡、北設楽郡、新城市、東加茂郡、額田郡で産出する杉材は「三河杉」と呼ばれます。
中でも豊かな雨量に恵まれる鳳来町で産出する三河杉は品質が高く、日光東照宮の造営や江戸城の修復の際にも献上された国産材として知られています。

良材の親木から挿し木されるため、その質の高さが受け継がれているのです。


辺材は白色、心材は光沢のある小豆色の赤身を呈し、冬目と夏目がはっきりした均一な年輪で、美しい木目を現します。狂いが少なく通直、軟らかく加工がしやすい材質で、高い耐久性、耐水性があります。

鴨居や天井板などの構造材、造作材、建具、床板、丸太材など幅広い用途に用いられ、強度とともにその木目の美しさも楽しむことができます。
防腐、防虫処理を施すことで外部使用も可能です。

カンナで仕上げればつやが出、その輝きは年月を経ても色あせることがありません。ほのかに甘い香りを放ち、軟らかいため傷がつきやすいものの、肌触りがよく、断熱性に優れています。


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