国産材使用を様々なかたちで促進する林野庁の取り組み。
日本の国土の3分の2を占める森林を管轄している行政機関「林野庁」。
国産材についても、林野庁の取り組みは様々な方面から行われています。
「木のまち・木のいえづくり」はその一つです。
住宅、建築物への国産材利用を推進し、林業や地場産業の活性化にも繋げるというもので、具体的には、木造建築の設計・施工に通じた人材確保などの取り組みを支援したり、国産材を使った住宅づくりについてのインターネットサイトを開設し、各種情報を検索できるようにしたり、全国各地で専門家によるフォーラムを開催して啓蒙活動を推進するなど、様々なアプローチが行われています。
「公共建築物等木材利用促進法」という法律があり、木造率が低い公共建築に対し、特に重点的に木材利用を導入するよう、法律や技術整備、予算等の支援が行われており、大学や中学校などで国産材とその建築技術を用いた美しい建物が建てられています。
そして2005年に開始された「木づかい運動」は、暮らしに国産材を使用した製品を取り入れることで、日本の森林を育て、かつエコにもつなげようという活動です。
各地で様々なイベントも行われており、林野庁の取り組みの中でも、誰でもが親しみやすい活動の一つです。