国産材の地産地消は、丈夫で快適な住まいを作り地球温暖化防止にもつながります。
近年よく耳にするようになった言葉に「地産地消」があります。その土地で生産したものをその土地で消費し、地域の活性化に繋げようという活動ですが、国産材についても地産地消が奨励されています。
家づくりについて言われるのは「家はその土地で採れた木で建てる」というもの。
その土地で育った木は、その土地特有の気候や風土に合った材質であり、その木を使えば、その土地の気温や湿度、寒暖差などに対し耐性の高い住宅を作ることができ、長く快適に住まうことが出来るのです。
「その土地」のものでなくとも、国産材ならば、日本の風土にあった材木であると考えることができるでしょう。
国産材にも様々なものがありますが、強度や加工性、耐水性、不朽性、調湿性などに優れたものが多く、そのような国産材は、古くから数々の歴史的建造物に使用され、今もなお丈夫な建材として、建物を支え続けています。
さらに、国産材をその土地で消費することにより、二酸化炭素の排出を抑制し、地球温暖化防止の一助とすることもできます。
もし他の土地に木材を運搬するとすれば、その搬送においても二酸化炭素を発生させることとなりますが、地産地消を実行すれば、このような発生も防ぐことが出来るのです。