国産材使用へのエコポイント制度の運用が検討されています。
住宅への国産材使用に対し、行政によるエコポイント導入が検討されているのをご存知ですか？
国産材の利用を促進することで、地域経済の活性化や、不況で冷え込む住宅市場の下支えとなることを期待し、農林水産省がこのエコポイント制度を予算へ盛り込むことを検討している、と発表されました。
「国産材を使用して住宅を建てた場合に、家具や家電製品、地域通貨などと交換できるポイントを付与する」という内容で、使用する国産材量に応じてポイントがもらえる仕組みとなります。
木造住宅を建築する場合には、概ね20万～30万円相当のポイントがつくことになり、先に実施された住宅エコポイントと同様に、様々な商品との交換が予定されます。
各都道府県では、既に「地域材補助制度」として同様の仕組みが運用されていますが、対象を「地域材」と限定しているために、地域外からの木材流通の阻害に繋がったり、建材需要に地域材供給が追いつかない、といった問題が指摘されていました。
これに対し「国産材」という対象のポイント制度であれば、国内林業全体への追い風となる可能性はあります。
今後住宅新築を検討する人にとっては、ぜひ注目しておきたい制度です。運用開始となれば、国産材使用を検討してみてはいかがでしょうか。
